違和感みたいなもの
もし、血の繋がった娘だったら、どんな感情を抱いたのだろう…
と思うことがあります。
それは、血が繋がっていないから可愛くないとか、やっぱり無理、育てられないとか言いたいのではありません。
もし血が繋がっていたら、自分に似ている部分を可愛いと思えるのか、逆に受け入れられないのか…そんな事を考えてしまいます。
私たち夫婦と娘ちゃんは、里親里子の関係です。
乳児院で面会を重ね、我が家に迎え入れ、夫と共に愛情を注いできました。もうすぐ、3年になろうとしています。
大事な大事なかけがえのない存在です。
きれいに言えばそんな感じです。
でも、接している時間が長い母(私)は、可愛いとか愛しいとか、それだけじゃない、何か上手く言えないけど、違和感みたいなものが常にあります。
理解できない感じ…
これが、「血」のせいなのか、単なる相性の問題なのか、娘ちゃんの特性みたいなもののせいなのか。
比べられるものではないので、永遠に結論が出ないのも分かっています。
里親子や養子でなくても、血の繋がりのない親子はたくさんいます。
今は、ステップファミリーというのでしょうか。
私の兄も、結婚するとき、4歳の連れ子ちゃんがいました。その後2人の子に恵まれています。
やっぱり感情的に違うもの?
でも、こういう事って、聞いちゃいけない、言っちゃいけない、そんな気がして、兄に聞いたことはありません。
里親の先輩方でも、実子と里子、同時に子育てされてる方たちがたくさんいらっしゃいます。
自分の意思でそれを選ぶって、本当にすごいことだと思います。
娘ちゃんも、もしかしたら、もっとひろい心を持った里親さんに巡り会えたかもしれない。こんな母のところに来てしまって、申し訳ないと思います。
でも、きっとこれがご縁なのですね。運命なのでしょう。
もう、違和感みたいなものがあるのは否定できないので、それを自覚しながら、日々進んでいこうと思います。
よく考えてみれば、夫と私だって、もとは他人ですものね。
家族って、時間をかけてじっくりつくるものかもしれません。
大事な大事な家族だからね。