おじさん
通勤路の途中、いつも信号待ちをする交差点近くに、
「営業中」の旗をなびかせている小さなたばこ屋風のお店がある。
と思っていたら、よく見るとお店じゃなかった。
そのお店(らしきもの)の前で、いつもニコニコしながら、交通整理らしき事をしている「おじさん」
年齢は、5〜60代に見える。おそらく知的障害があるのだろう。
お店風の敷地内は、雑然とはしているけど、決してゴミ屋敷というわけではない。
家族はいるのかな。どんな生活してるのかな。
地域の人にもニコニコ挨拶しているようなので、邪険にされている感じではなかった。
そのおじさんを、車の中から何年か見てきたが、
今年の秋から、全く交通整理らしき事をせず、座ってニコニコしているだけになっていた。
いつも正確だった日めくりカレンダーの日付も止まったままで…
元気ないのかな。
そう思っていたら、12月に入った頃から、ずっとシャッターが閉まったままになっている。
おじさん、入院でもしているのかな。
去年の今頃は、サンタクロースの服を着て、交通整理をしていたのに。
赤の他人が、勝手に心配しています。
だから何が出来るというわけでもないし、
まったく大きなお世話だと言われればそれまでですが。